ふまねっとって?
<ふまねっと開催状況>
「 ふまねっと 」とは、50cmの四角い網でできたネットを踏まない様にゆっくりと歩く運動です。
リズムに乗って歩いたり、自分のペースで歩いてもいいですね。ます目の組合せや右・左どちらの足から踏み出すのかなど運動+頭の体操にもなります。また、普段は杖をついて歩いている方や、体調の崩れやすい方などは運動による全体のバランスや認識動作を向上させる働きがあるそうです。失敗してもゆっくりと自分のペースでできるので安心ですね。
他のお友達との交流やパートナーと一緒に行うと、より一層楽しく運動が進みます。
どんな効果があるの?
ふまねっと運動には、高齢者の歩行機能と認知機能の改善効果が期待できます。
これまでの研究で、ふまねっと運動には週に1回毎回60分程度の練習を継続的に行う事で、
歩行時のバランスを改善したり認知機能を改善する効果があることがわかってきました。
★歩行機能の改善効果
老健施設の通所利用者約21名を対象に、1回100歩程度のふまねっと運動を週に1回、60分から90分かけて6週間行った結果、Timed Up & Go という歩行機能測定で、歩行速度、歩幅、歩数において、平均9%の改善が見られました。ふまねっと不参加群17名の測定結果と比べても有意な差が見られました。この報告は、『精神看護』(医学書院、2008年7月号P68-77)に掲載されています。
★認知機能の改善効果
北海道内12地域において73歳以上の一般高齢者131名を対象に、毎週1回、60分のふまねっと運動を8週間続けて実施した結果、「タッチエム」という認知機能測定の合計得点が4.5%向上しました。ふまねっと不参加群50名と比べても有意な改善が見られました。
★ふまねっと運動に関する研究発表
詳しくはふまねっと運動に関する研究発表をご覧ください。