リハステーション

スタッフブログ

初めての登場です。 私、リハステーシ…

初めての登場です。
私、リハステーション輝 平岸の生活相談員 山口です。
夕張出身の47歳、ちなみに♂です。
どうぞ、よろしくお願いします。
さて、今回は当事業所で「自分でできることは何でもやりたい」と非常に前向きな利用者さんをご紹介します。
利用者のKさんは車いすが手放せない方で、ほとんどが車いすに乗っているか椅子に腰かけているかの生活を余儀なくされており、床に座ることなど「夢のまた夢」本人も「絶対無理だわ」とあきらめ顔で他の利用者さんのマット運動を眺めている日々でした。
ところが、ある日のこと、マット運動をしようといたとき「やってみたいな」という表情でこちらを眺めているではありませんか。その表情に気付いた職員が「ダメ元でいいからやってみよう」と誘うと、もともとチャレンジ精神の旺盛なKさん、心に火がつき職員の介助の元、車いすから立ち上がり、そっとマットの上に移動、恐る恐るしゃがみながらお尻をつき、ゆっくりゆっくりと膝を伸ばし、ついには寝っ転がることができました。そのときのKさん、薄っすら涙目、でも満面な笑みを浮かべ思いっきり手足伸ばし感慨無量。でも、ここで終わらないのがKさん。今度は、ご自身だけで車いすの乗ったではありませんか。さすがにその時は、その場にいた利用者さん、職員すべての人たちが拍手喝采。間違いなく、その場にいた人々に「挑戦する勇気」を与えてくれた瞬間でした。
それ以降、利用日ごとにマット運動に参加され、徐々に移乗する時間も短縮されています。
明日は、どんな「キセキ」に出会えるのか楽しみです。また、その後押しができるよう利用者さんと向き合っていきたいと思います。