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リハビリデイサービス恵です。  今月…

リハビリデイサービス恵です。

 今月から着任したPTによる、「パーキンソン病」に対する歩行矯正アプローチを紹介いたします。

 ご存知の方も多いと思いますが、パーキンソンの症状としては・・1歩目が出にくくなる『すくみ足」、「小きざみ歩行」「動作 緩慢」歩いているうちに足が体に追いつかなくなる「突進現象」などがあり、顕著な例としては「姿勢反射障害」ために前のめりの姿勢を立て直せずに転倒するなどの症状があります。

 神経伝達物質であるドーパミンの産生減少が原因と考えられる難病ですが、ウチのPT曰く、「神経の伝達障害から来る運動障害なので、その人の症例にあった歩行パターンを見つけて反復訓練していけば、ある程度改善することはできる!」とのこと。

 というわけで、実際に初期のパーキンソン疑いのある方へアプローチをしてみました。この方の場合は平行棒を使用しての通常歩行や逆に歩いてみるなどのテストを行った後、実際にPTの指示通りに自立歩行していただきました。
 普段は動き出し時に筋緊張して、小刻み歩行になってしまい、その後も前かがみでの歩行で、転倒リスクが大きい方ですが、なんと姿勢良く、スタスタと歩いているではないですかぁぁ!
 
 まだまだ反復訓練を継続して、しっかりと自分のものにしていかなければならないようですが、今回の方の生活目標である「一人でススキノに出かける!」に一歩近づいたのではないでしょうか。

 PTのアプローチ、マニュピレーションに関しては今後も小出しに紹介させていただきます。また後日、本人からも自己紹介させて頂きますので、またの更新をお待ちください。

 すっかり医療用語が飛び交う現場になっていしまい、50過ぎでもまだ勉強中のN田からの報告でした。写真わかりづらくてすみません。