リハステーション

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 こんばんは。相談員の小阪です。  …

 こんばんは。相談員の小阪です。

 普段から「固いな~」と周りから言われ、このFacebookでの投稿も固いと言われ続けていますが、今日はさらにお堅い話題を・・・

 リハビリデイサービス恵は3時間の「リハ特化デイ」と呼ばれている形態で、身体の衰えなどでお悩みの皆様に対して運動をする機会や、様々なアクティビティを提供することが私たちの仕事なのですが、実は先日、ご利用を希望されていらっしゃった方が、ご家族の反対により利用を中止になるという事態がございました。

 体験時のアセスメントや利用説明を行ったのが私で、その時ご本人様も「運動して頭も使って、大好きなカラオケもできて♪」と恵の利用を楽しみにされていたのですが・・・

 さて、今回の利用中止の理由なのですが、ご家族より「そんな所に通うほど、あなたの身体は悪くない!」「身内に介護保険のお世話になっている者がいるなんて恥ずかしい・・」というものでした。

 私は前職でもデイサービスで、そこではほとんどの方が重度の介護認定を受けている方々でした。ご家族の方が困りはてて相談しにくるということも多く、ご家族の方が利用を反対しているという事態は全く想定していませんでした。今回の件は時間をかけてご家族を説得し、解決していこうと思いますが、非常に深く考えさせられた出来事でございました。

 現在65歳以上の人口3000万人、そのうち要支援・要介護に認定されている方々が590万人(約19%)。そのうち約70%の方々が要介護1以上という判定を受けておられます。

 最近の65歳以上の方々は、まだまだ現役感もあり、健康を維持できている方がほとんどなのですが、やはりご自身が考えていらっしゃるよりも身体の衰えは進行しており、周りから見ると「危ないなぁ。」と思える方も多くいらっしゃいます。

現に事業所の前は「渋滞でお馴染み」の北1条通りなのですが、杖をつかれていたり、歩行がフラフラのまま道路を横切っている方が散見され、心配になることが多々あります。 

「私はまだまだ元気」と考えられている方は数多くいらっしゃると思いますが、今回の件で、いつまでも健康で元気に笑って暮らせるためには、介護保険の存在がやはり必要なのでは?という考えを改めて認識いたしました。

 今の健康状態を維持し続ける。閉じこもりを防ぐ。社会性を維持する等・・私たちが行っている「リハ特化デイ」は最適なプラットフォームであり、重度化を防ぐという意味で結果的に介護保険費用の抑止にもつながるのではないか?と強く思った次第です。

 今回反対されたご家族様に「健康状態を維持するには介護保険が必要なんです。」ときちんと説明できるスキルは、まだまだ私には足りないのですが、みなさんが後ろめたさや恥ずかしさを持たずに、前向きに介護保険を利用できるような社会になれば・・・と心から思っています。

 長くなりましたが。みなさんのご意見を頂ければ幸いです。